在宅訪問はりきゅうとは
寝たきり状態または歩行が困難、歩行が不安定により外出が出来ない方に対して、医師の同意書に基づいて医療保険をもちいて鍼灸施術をお宅や介護入所施設へ国家資格を持った施術者がうかがい施術をいたします。
はりきゅう対象(医療保険対象)
- 腰痛
- 五十肩
- 各種 神経痛
- 頸腕症候群
- 頸椎捻挫後遺症
- リウマチ
在宅訪問を受ける場合には、寝たきりや、歩行が困難で通院できない方が対象になります。
はりきゅう施術
腰痛・五十肩・各種 神経痛・頸腕症候群・頸椎捻挫後遺症・リウマチの痛みや関節の機能低下を、鍼の刺激や灸の温熱効果で改善します。慢性的な症状や長年の治療で効果の見えない症状など医療保険の対象となります。
金額
医療保険を使っての施療となる場合、保険の割合負担に応じてのご負担となります。
後期高齢者保険証 1割負担の方で、往診料の含めて 概ね400円~になります。(初診の時は初診料もございます。)*障害者医療助成や生活保護受給者ではご負担額のない場合もございます。
医療保険施術と医師の同意書
在宅訪問マッサージは厚生労働省の所管であり、法律ではなく厚労省からの「通達」によって制度運営されています。療養費としての扱いになります。
療養費とは
療養費とは、被保険者が保険証を持たずに医療機関等にかかった際に、窓口で療養にかかった医療費の全額をお支払いいただいた場合に、後日、申請に基づき、保険給付として認めた費用額から一部負担金の金額を除いた金額を、療養費として現金給付することを言います。
本来、鍼灸マッサージの施術は、一旦全額を支払ったのちに差額を請求する償還払いというのが原則でした。
そのため鍼灸マッサージの医療保険の取り扱いは、この「療養費」に分類されています。
しかし、2018年10月以降は、受領委任制度が施行されたため、医療機関と同じように患者さんは自己負担分の支払いのみで済みます。
(ちなみに病院やクリニックなどの医療機関での給付は「療養の給付」といい、鍼灸マッサージの「療養費」とは区別されます。)
医師の同意書の取り扱い
訪問マッサージで医療保険を取り扱うためには医師の「同意書」が必要です。
同意書はかかりつけの医師であれば誰が書いても問題ありません。しかし、保険医ではない美容整形の先生や研究室の医師などは不可となります。
また、「診断書」でも同意書の変わりとして有効ですが、診断書の場合、発行料が4000円程度(医療機関により差異がある。)と高額なため注意が必要です。
ちなみに同意書であれば健康保険が利用できるため、1割負担の患者さんなら同意書発行料は100円となります。

マッサージの同意書は、施術する部位が5部位に分かれているのが特徴です。医師が同意してくれる部位数に応じて料金が変動。
またマッサージの往診の可否を決めるのは医師である。鍼灸の往診は施術者が判断できる。
変形徒手矯正術というのは簡単にいうと可動域拡大を目的とした運動療法のこと。単価が多少高くなります。
鍼灸マッサージ同意書の有効期限は6か月間となっていますが、同意日によって若干期間が前後します。
仮に同意日が1日から15日の間になされた場合はその月を含む6か月間です。
同意日が16日から31日の間でなされた場合は翌月から6か月間となります。
しかし変形徒手に関しては厳密に1か月間となっており、仮に同意日が13日なら、有効期限は翌月12日までとなります。
有効期限が決まっていますが、それ以降も新たに同意書を取得すれば継続は可能
WHO(世界保健機構)による鍼灸適応症
世界保健医療機構(WHO)で認められている鍼灸適応症もあります。(こちらは医療保険の対象とはなっておりません。施術希望な場合は施術院や施術師に詳細をお聞きください。)
また、病名のつかない症状や体質的な体調不良など未病と言われる症状に対しても東洋医学的治療アイテムとして、漢方とともにおこなう効果もあります。
以下、世界保健医療機構(WHO)で認められている鍼灸適応症です。
神経系疾患
神経痛、神経麻痺、けいれん、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー
運動器系疾患
関節炎、リウマチ、頸肩腕症候群、頚椎捻挫後遺症、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ、呼吸器系疾患 気管支炎、喘息、風邪および予防
消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)、胆のう炎、肝機能障害、肝炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、痔疾
代謝内分泌系疾患
バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血、生殖、泌尿器系疾患 膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎
婦人科系疾患
更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え症、血の道、不妊
耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎、耳鳴り、難聴、メニエール氏病、鼻出血、鼻炎、ちくのう、咽喉頭炎、へんとう炎
眼科系疾患
眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい
小児科系疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善
